子どもの性格、年齢、親との関係などによって影響の現れかたは異なり、同じきょうだいでも違った態度を示します。小さくてわからないように見えていても、気がついていないようであっても、心を痛めていない子どもはいません。そして、その影響は大きくなってもずっと長く続いています。

また、親が暴力の被害により心理的に打ちのめされていると、子どもを安全や安心の中で育てることが難しくなります。

心理的には…

DVは、家庭が安全な場所であるという基本的な感覚を子どもから奪います。

人格をつくっていく大切な時期に、さまざまな心理的ダメージを与え、その影響は長期にわたって続きます。

身体的には…

争っている両親の気をそらそうとしたり、仲裁しようとしたり、攻撃からかばおうとして、子どもが身体的被害を受けることがあります。

暴力の学習

自分の思い通りにするためには、脅したり暴力をふるってもよいというふうに学んでしまいます。


加害者(暴力をふるう人)の特徴

加害者は誰にでも暴力をふるうわけではなく、暴力をふるう相手を選んでいます。あなたをコントロールするために、暴力という手段を使うのです。

加害者は、職業、学歴、社会的地位、年収、年齢、民族などに関係なくいます。

暴力の内容も、それらとは一切関係ありません。

  • あなたよりも優位にたとうとしてあなたを攻撃し、嫌な思いをさせる。
  • 家では暴力をふるいながら、外では温和で有能ないい人という二面性をもつ。
  • 嫉妬心や執着心が強く、相手を自分の所有物のように思っている。
  • 実は内面は不安定で劣等感が強い。
  • 自分の態度を「たいしたことない」と過小評価しがち。自分の暴力を相手のせいにする。

出典:「配偶者・恋人など親密な関係における暴力
ドメスティック・バイオレンス(DV)で悩むあなたに」
豊中市発行の冊子より抜粋~