講座を修了された方の中からお二人に、講座を受けて思ったことやその後のことを伺いました。

身内の介護体験がきっかけとなった“終活”というテーマ

K.Sさん 年代:50代前半 家族:夫と子供(大学生)受講者のイラスト

仕事歴:
新卒で正社員→母の看病のため転職・正社員→結婚・出産退職→専業主婦→在宅ワーク→専業主婦→パートにでようと準備を始めた途端父が倒れて介護に専念
看取り後、終活カウンセラー・遺品供養士取得

専業主婦時代、義母の怪我をきっかけに福祉住環境コーディネーター2級はじめ介護の資格を複数取得しました。すると介護がはじまった友人からいろいろと問い合わせがくるようになり、私の経験や学んだことが役に立つことに気づきました。そして、自分と自分の家族のために勉強したことを社会で活かせないか漠然と考えるようになりました。

そんな時、図書館にあったチラシでこの講座「起業スターターズ・プロジェクト」を知り申し込みました。とはいえまだ夫の親の介護が控えている状態。「起業」という形は全く頭になかったのですが、この先介護をしながらでも細く長く活動を続けられるよう、「学べるうちに学ぼう・動けるうちに動いておこう」と受講を決意しました。

おそらく自分が最年長だろうとふんでいましたが、パワフルな人生の諸先輩方が多く、また若いお母さんたちとも接する機会をいただき大いに刺激を受けました。「はじめまして作戦」で講座参加者のみなさんに声をかけ、名刺をくばり、人間関係をつくっていくなかで、たくさんの情報をいただきました。

両親の看病・介護と看取りを経験し“終活”の重要性を認識したことを通して、これからは親の万が一にあわてないよう子世代がふだんから備えておくことの必要性や、30代の時友人を病気で3人(うち2人は突然死)亡くしたことから、“終活”は高齢者だけのものでないことを伝える活動もしてきたいと思います。

並行して受講していたNPO法人ユニバーサルデザイン推進協会(豊中市)の講座も終了し、春から協会で活動することが決まりました。“終活”とも関係がある協会で、介護に活かせる福祉住環境整備・生前整理・実家の片づけ・空き家利活用等の実績を積むとともに、さらに上の資格に挑戦し、起業も進めていきたいと思います。

企業での経験をいかしたフットケア

K.Kさん 年代:30代半ば 家族:夫と子ども(4歳、1歳)受講者のイラスト

仕事歴:
OLをしながらスポーツトレーナーの資格を取得→整骨院勤務→ドイツ式フットケア資格→スポーツメーカー勤務(10年)→妊娠、出産→2015年独立開業→2017年店舗出店
事業内容:
フットケアサロンBaum代表(ドイツ式フィットケアフスフレーガ、台湾式リフレクソロジスト、シューフィッター等)

整骨院、スポーツメーカーと足に関わる仕事をとおして、「自分に合うシューズ」の大切さを学びました。正しい靴選びや履き方で、足への影響が変わります。タコ、魚の目、巻き爪等の足のトラブルも履き方や靴次第で解消することもあります。ドイツでは身長や体重を測るように足のサイズを図ることが常識になっていますが、日本ではまだそこまで「足と健康」については浸透していません。

今まで「池田子育てセンター支援での子どもの足の測定と相談会」「足育アドバイザー協会の講師」「幼稚園、保育所での足の測定会」等の活動を続けてきました。本年(2017年)3月には一般材法人キャリアブリッジから講師として招かれ「女性の美のためのワークショップ」として女性のための足のお話をしました。そして4月には個人事業主として開業届を出し、店舗を借りて出店することが決まりました。

講座「起業スターターズ。プロジェクト」は、保育がありがたかったですね。働くママにとって保育所は大きな課題ですが、1歳の子どもは4月から保育所に入れるので活動を続けることができます。講師のお話や、受講者のみなさんとの交流をとおして、これからどう動いたらいいのか、何をはじめるべきか等、自分の課題も見えてきました。12年前に開業しようと資格を取ったのに思いきれず、ずっと持っていた想いを今回の起業セミナーが後押ししてくれました。受講者参加による月一回の会合やフェイスブックのグループができたので、これからも情報交換できます。心強い仲間ができました。

今はサロン開業に向けて場所を探しています。これからは車いすや高齢者の方を対象に施設をまわりサポートしていくことも考えています。すべての人に「一生自分の足で歩ける幸せ」を感じていただけることをめざしています。