雑誌名 | ダイバーシティ21 |
---|---|
著者 | ー |
出版 情報 | 21世紀職業財団 2018年 |
請求 記号 | ー |
今号では、時計で有名なセイコーホールディングスグループの取締役社長と常務取締役のインタビューが書かれています。
社内に女性活躍推進委員会を作り、2016年には女性役員を誕生させました。
今では「女性活躍推進」から「全員活躍推進」(社員全員が活躍できる職場)をめざし、それがダイバーシティ推進であり、女性活躍推進はその延長線であると社長は述べています。
その方法として、まずは意識調査のためアンケートを行い、それから研修などを繰り返し、社員の意識を変えていきます。
例えば、上司が「早く帰れ」と言って急に残業を減らしても、必ずどこかにしわ寄せがいき、社員には不満が残ります。
そのため仕事を根本的に見直したり、仕事のやり方を変えたり、時には部門間の調整も必要になります。
またある一定の人が得をする、あるいは損をすることにならないように、社員全員が納得感と公平感を持って活躍することも大事だと考えています。
休暇を取るにしても、誰かが代わりにフォローする、お互いさまが当たり前の環境になることが理想だと述べています。
この記事を読んで私は、会社のトップの2人が進んで社内を良くしようと本気で取り組んでいることに好印象を受けました。
大会社だからこそできる取り組みだと思いますが、それが他の会社にも浸透した社会になってほしいと思います。
R・K